その時々を大事に

あとで思い出したときに輝いているから

そこにいるときにはわからないものなんだ

若いってことも傷ついてることも誰かに恋することも

とても憎んでとても悲しかった人だけど

時がすぎて本当に必然に偶然にも
こうして隣で微笑む彼を見ていると

時間はほんと全て一瞬にして巻き戻してしまう

彼が見ているのは今この時と目の前に続く首都高

私が見ているのは今と重なる昔のこいびと

「こんなスピードで走るやついないよ」

確かに。

どんどん追い抜いていく。
テールランプを次々。

このままスリップしたら追突したら死ぬかなぁ

時々怖い。

思い出の中の
彼とのドライブがフラッシュバックする。
そんなに多くない。

最後の最後になって本音を言った。

私が怖かった、と彼は言ったんだ。

いつも、怒ってるみたいだって

だからどう接していいかわからなくて
気をつかって怖くて、って。

私は真剣に好きだったけれど
そぅなんだ・・・
怒ってるみたいって、思われていたんだ。

私と同じように好きでいて欲しいって
求めすぎていたんだろぅな。

今だからわかることだけれど。



FMから佐野元春が偶然流れてきて泣けそうになった。

「SOMEDAY」を聴いていたとき

目の前のあなたはいくつだった?

この世の中に生まれていた?

私は

彼と出会う少し前だった。

こんなことはもぅないかもしんない。

戻りたい。

あの頃の自分たちに。

でも

あの頃の自分たちにはけしてわからないんだ。

いろんなことや年月を経て
わかるものがあるんだとおもぅ。

失うものと引き換えに
そんなかんじなのかな。

大事な恋人。

大事な思い出。

時系列が揺らぐ。

わかってる。昔には帰れない。違ってしまっていることも。全てが。

これで、いいんだ。

どこかで、そして、しあわせに。

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